B 公共空間

B-5 歩車共存

Pedestrian and Vehicle Coexistence

活動の促進

歩行者と自動車が共存することで、動線が分散せず、ドライバーからも歩行者に対して見守りの目が向けられる。ハンプや狭さくの設置など、交通静穏化手法の導入が考えられる。ただし、交通事故対策や、ひったくりなどの路上犯罪対策が必要であり、自動車の交通量が多い場合、歩道にガードレールを設けたり、自転車・バイクの進入防止柵を設置することも考えられる。

狭さくを設けた住宅街。車1台と運転者1人、歩行者8人。原図の道路、模様、建物、植栽、人物と車の配置を保持。
イメージ狭さくを用いて車の速度抑制を狙った歩車共存道路
歩車道境界の植栽帯や歩道上の進入防止柵設置により、バイクや自転車によるひったくり抑止を図った道路(岐阜県岐阜市)
歩車道境界の植栽帯や歩道上の進入防止柵設置により、バイクや自転車によるひったくり抑止を図った道路(岐阜県岐阜市)
車道を蛇行させることで車の速度を抑制した歩行者優先の道路(埼玉県熊谷市)
車道を蛇行させることで車の速度を抑制した歩行者優先の道路(埼玉県熊谷市)

交通静穏化

抜け道利用を削減し、走っている自動車の速度を低減する手法。代表的な手法として、ハンプ(車道を隆起させる)や狭さく(車道を部分的に狭める)と呼ばれるものがある*1。横浜市泉区では生活道路をコミュニティ道路として整備した結果、犯罪の減少に結びついたことが報告されている*2。

*1 建築研究所(2009)「防犯まちづくりのための調査の手引き」
*2 横浜市(2007)「生活道路の再生による防犯対策」『安全・安心の手引き 地域防犯の理論と実践』、ぎょうせい